
・ESの趣味特技、書くことない。
・趣味特技って何書けばいいの?
こんな就活生のための記事です。
エントリーシートで趣味特技を書く機会は多いかと思います。
結論、趣味特技欄で他の就活生に圧倒的な差を作ることが可能です。
でも多くの就活生は手を抜きがち。みんなが手抜きする部分だからこそ、少しの工夫で一気に目立つことができます。
こそっと他の就活生と差をつけたい方、必見です。
エントリーシート趣味特技欄の役割


志望動機や自己PRに比べ、注目度が低いのが趣味特技欄です。
しかし、不思議とどのエントリーシートにも記入欄があります。つまり、
企業は明確な意図を持って書かせている
ということ。



2つの役割がある!
- 話題のきっかけ
- イメージ作り
話題のきっかけ
趣味や特技は、ガクチカなどに比べて答えやすいため、アイスブレイクとして用いられることが多い。
しかしここにも面接を有利に運ぶための要因があります。
例えば、特技を野球と答えた際、たまたま面接官が野球好きだと、話が盛り上がり面接がスムーズに進む場合がある。
一見、ただのラッキーに見えるが、賢い就活生は事前に企業研究で、その企業が部活動で野球が盛んな事を把握したうえで敢えて特技に野球を選ぶことで、この流れを意図的に作りだしているのです。
ただのアイスブレイクではなく、より企業側が興味を持ちそうなネタにすることが重要です。
イメージ作り
- ①趣味:野球 10年続けて主将経験有
- ②趣味:読書 1日1冊を3年続けている
①と②から連想できる人物像って、全く違いますよね?
連想されるイメージとしては
- ①活発でリーダーシップがありそう
- ②知識豊富でコツコツ続けられる人
って感じですかね。
このように書いた趣味特技によって、企業に与えるイメージは全く異なります。
短い文字数ですが、趣味や特技は内容を具体的にイメージできるため、そこから連想される人物像もイメージしやすいのです。
趣味特技を書く際のポイント


役割2つについておさらい。
- 話題のきっかけ
- イメージ作り
これをもとに、趣味特技を書く際のポイントを絞ると、3つ挙げられます。
- 業種や職種に合わせた内容
- 面接の回答を意識した構成
- 質問を得意分野に誘導する内容
業種や職種に合わせた内容
営業枠の採用選考で、「趣味は手芸です」と書いた場合の印象ってどうですか?



その趣味、この仕事で活かせる?
って思いますよね。
例えば
- 営業=行動力、コミュ力
- 企画=発想力、独創性
など、職種にはそれぞれ必要な適性があるので、選考先に合わせた趣味特技を選択するのが重要です。
特にES提出後の書類審査の段階では、まだ直接の面識もないため、趣味特技などからイメージされる姿と企業の求める人物像のマッチングは必須です。
面接の回答を意識した構成
趣味や特技をまとめる際、以下の4段階での構成がおススメです。
- 始めたきっかけ
- 没頭した要因・理由
- そこから学んだこと
- 今後の仕事での活かし方
この4段階でまとめることで、情報が整理され、面接でもそのまま回答できる内容になります。



私の場合はこんな感じ
特技は野球です!
プロ野球観戦。選手が活躍する姿とそれを見て一体となる観客の姿に感動。
常に課題があったから。負けず嫌いなので課題があると燃えた。
課題は解決するという「結果」も大事だが、そこに至るプロセスの重要性を学んだ。
考え、実践し、反省というPDCAサイクルの習慣を得た。
課題へのアプローチや取り組みには自信がある。
妥協せず、真摯に課題に向き合い解決していきたい。



繋げればそのまま面接の回答に応用できます!
質問を得意分野に誘導する内容
面接の質問事項の多くは、提出したエントリーシートの深掘りです。
そこで、目をひく趣味や特技を書き、面接官に深掘りさせれば作戦成功。
あとは、ひたすら自分の趣味や特技など得意分野のフィールドで話すだけという独壇場のはじまりです。



ネタでなく、構成が重要。
具体例は次の章で紹介!
エントリーシート趣味特技欄の書き方


ここでは、具体的な書き方を紹介します。
書き方のコツは、以下の2つをおさえておけば問題なし。
- 3部構成で作成
- 具体的な数字や実績を入れる



例文も紹介します!
3部構成で作成
以下の3部構成で文章を作りましょう。
- 結論
- 説明文
- 学んだこと
まず一言で結論を記載。次に結論に至った簡単な説明文を書く。最後にそこから学んだことで締めればOK。
文字数に余裕がある場合、
4. 仕事での活かし方
まで書くと、熱意まで伝えることができます。
具体的な数字や実績を入れる
数字や実績が入ることで、文字からイメージがしやすくなります。
しかしここで注意点が一つ。
実績は、あれば記載するという認識でOK
自慢できるような実績がある人はごくわずかです。
嘘の実績書いても、面接で深掘りされて撃沈するだけなんで、全く必要ないです。
例文紹介
以上のコツを意識して書いた例文を2つほど紹介します。
①趣味は旅行です。②大学時代、ヨーロッパを中心に10ヵ国に旅行しました。③国ごとに異なる価値観やものの見方を知り、広い視野で物事をみれるようになりました。④この経験を活かし、仕事では一つのことに固執せず、あらゆる角度から考え行動していきます。
①特技は野球です。小学生から大学生まで13年間継続し、主将も務めました。③野球を通じて、常に課題を持ち、改善するために行動するというサイクルの重要性を学びました。④仕事においても、常にPDCAサイクルを回し、自分自身が成長することで、会社に貢献していきます。
①が結論、②が説明文、③が学んだこと、④が仕事での活かし方です。
④については、先ほど説明したとおり、文字数に余裕があれば記載するという感じで大丈夫です。
趣味特技で書いてはいけないもの


当然のことですが、趣味や特技はなんでも書いていいわけではない。
以下は避けましょう。
- ギャンブル系
- 政治・宗教系
- 空欄・特になし
ギャンブル系
主にパチンコやパチスロなど。
金銭的なトラブルリスクがあり、この手のトラブルは事件化しやすい。
事件になれば、企業の社会的評価の低下に直結します。
政治・宗教系
厚生労働省が示す公正な採用選考においても、宗教や支持政党を聞くことは禁止事項となっています。
つまり、書いても企業は一切触れられない。空欄と同じ状態です。
空欄・特になし
論外ですね。
熱意もなければ、人柄を伝える意思もない。
20年以上生きて、何にも熱中できないの
という最低評価で終了です。
エントリーシート趣味特技まとめ


最後に就活における趣味や特技について、まとめておきます。
- 趣味特技の役割2つを理解
- 書く際の3つのポイントを意識
- 書き方のコツ2つを実践
- NGネタは使わない
これさえおさえておけば、他の就活生よりも目立つ趣味や特技が作成できます。
冒頭でも話したとおり、志望動機や自己PR、ガクチカはみんな120%で書くが、趣味や特技はそうではない。
この点からいえること。
趣味特技も120%で作成し圧倒的な差を作れ
みんな手を抜く。けどなぜか、どのESにも枠がある。この矛盾に目をつけて、書類選考や面接でフル活用する。
さあ、あとは実際に行動するかどうか。早速、趣味や特技を思い浮かべた人が勝ちです!



動くか~。