

どうも!
キャリアセンター勤務3年目のデニです!
突然ですが「就活」ってワードを聞いたとき、楽しそうなイメージを持ちますか?きつそうなイメージを持ちますか?
多くの人は後者じゃないかと思います。
キャリアセンターでの面談でも「就活がきついです」といった相談は毎年何件もあります。
結論から言うと、就活はきつくて当たり前なんですよね。
だってこれから先何十年とお世話になるかもしれない企業を決めるわけですから。
私も含め、就活を経験した社会人は「就活しんどかったよね~」といい思い出にして話すことができます。
でも、現に今就職活動をしている人にとってはそんな簡単に済ませられる話ではないですよね。
本記事は就活がきついと感じている時期に入った「あなた」に向けた記事です。
この記事を読むことであなたの気持ちが少しでも楽になることを願って書きました!
就活がきつい時期って?


就職活動を行う期間は人それぞれ異なりますが、動き出しが早い人だと3年生の春から開始し、就職活動を終えるのが4年生の夏くらいなので、1年以上活動することになります。
こう考えるとかなりの長期戦ですよね。
この中で、多くの就活生がきついと感じる時期にはある特徴があります。
それは「企業に選ばれる時期」です。
具体的には以下の3つの時期が当てはまります。
- インターン直前期
- 4年生の6~7月頃
- 4年生の秋以降
インターン直前期
インターンにはサマーやオータム、ウインターなどいくつか種類がありますが、特にきついと感じるのは「サマーインターン」です。
サマーインターンで選考アリの企業を受けた場合、それが初めての選考体験になりますよね。
ここで順調に選考を通る人は本当に限られていて、ほとんどの人は選考落ちの経験をします。
つまり、ここで初めて就職活動において「落ちる」という経験をするわけです。
就活で落ちた際に辛いのは、落ちた原因が明確にはわからないからなんです。
大学受験などには明確な正解があり、全て点数化されるため何が出来ていて、何が出来ていなかったを調べることができます。
でも就活は点数もなく明確な答えもない。
反省して復習・改善しようとしても何をしたらいいかわからない。
これまでに経験したことのないタイプの試験なので、落ちた人が戸惑うわけです。
4年生の6~7月頃
この時期は本選考が開始し、内定出しが解禁される時期です。
つまり、周囲の就活生の多くが内定を獲得し出す時期になります。
これより前の時期の内定は一部の早期内定出しをしている企業に限られるので、あまり焦りは感じません。
しかし、4年生の6~7月はどんどん内定を獲得する就活生が出てくるので、内定がないと一気に焦りを感じます。
こうした周囲との比較によって生まれる焦りや混乱、今後への不安などが一気に押し寄せてくることで就活において最もきつい時期になるといえるでしょう。
4年生の秋以降
この時期にきついと感じる原因は「就職できないんじゃないか」という不安のみです。
大半の就活生は夏休みくらいまでには就活を終えてしまうため、就活を続けている人自体が少数派になります。
重ねて、卒業までのタイムリミットが近づき卒業後の行先がないことへの不安、周囲からの視線などにも苦しむことになります。
内定を獲得し終活した4年生は、残り少ない大学生活を満喫しようと旅行したり遊んだりしている中で、リクルートスーツを着て黙々と就職活動をするのは本当にきついですよね。



なんか就活怖くなってきたぞ。



これが就活のリアルだよ。
でもこのリアルを知ってる人こそ就活を頑張れるんだ。
就活がきつい理由


多くの就活生がきついと感じる時期については理解できましたよね。
次は、「きついと感じる理由」について説明していきたいと思います。
私がキャリアセンターで多くの学生と面談してきた中で、就活生を苦しめている主な原因は以下の3つだと感じました。
- 周りと比べてしまう
- 就活に惑わされてしまう
- 誰にも必要とされていないと感じる
周りと比べてしまう
面談をしていて最も多くの就活生を苦しめている要因が「周りと比べてしまうこと」です。
特に今の時代、TwitterやInstagramなどのSNSで周囲の就活状況が簡単にわかってしまいますよね。
嫌でも目にしてしまい、「え、もう内定出たの?」「同じ企業受けたのに私は連絡がない」などといった不安を抱いてしまいます。
SNSは手軽に情報収集やコミュニケーションが取れる素晴らしいツールである一方で、こうした不安を生み出すことも簡単にできてしまう側面もあることを覚えておきましょう。
就活に惑わされてしまう
これは就活初期段階よりも就活がある程度進んだ時期に陥りやすい状況ですね。
最初はやりたいことや興味があることなどの理想を持って業界を絞り、どんどん選考を受けていきます。
しかし、受けても受けても志望業界からは内定が出ない。
「私にはこの業界は向いていないんじゃないか」といった不安から自分が本当にやりたいことがわからなくなる、自分に向いている業界が見つからないといった迷走状態になります。
誰にも必要とされていないと感じる
就活には学力を問われる筆記試験もありますが、メインは面接や集団討論、エントリーシートといった人物評価になります。
日本の就活の場合、将来成長して企業にどれだけ貢献してくれる存在かという。いわゆるポテンシャル採用がメインです。
つまり、人柄を評価されて内定をもらえるわけです。
じゃあ、落とされた場合はどう感じるか。
自分自身の人格を否定されたような気分になるんですよね。
これは経験しないと伝わりにくい感情ですが、私自身も経験があり本当に苦しいんです。
何度も選考落ちが続くと、人格否定と共にどの企業・誰からも必要とされていないんじゃないかという感情が生まれるのも仕方ないですよね。



おいおい、さらに就活が怖くなってきたぞ。



ここまで苦しい文章ばかりになってしまい申し訳ないです。
ここからはこんな状況を乗り越えるための考え方や方法をご紹介していきます!
就活がきつい時期におススメの考え方


ここまで就活のきつい部分について、リアルな現実をお伝えしてきました。
嫌な気分になった方もいらっしゃるかもしれません。
ここからはキャリアセンターでいろんな経験や就活生を支援してきた私が考える、就活のきつさとの付き合い方をご紹介していこうと思います!
まずは考え方から。
コツとしては「深く真面目に考えすぎない」ということですね!
具体的には以下の4つの考え方を知ってていただきたいです。
- 人は人、自分は自分
- 就職が全てではない
- 企業は無数に存在する
- 不採用はむしろラッキー
人は人、自分は自分
私の実体験なのですが、中学生の頃、親に「〇〇君が携帯持ってるから俺も欲しい」というと「他所は他所、ウチはウチ」と言われ突っぱねられました。
こんな経験、あなたもあるんじゃないですか?
まさにこのマインドが就活では一番大切なんです!
一番大切だからこそ、一番最初に書きました。
今までの経験、興味のあること、行きたい業界、大企業や中小企業などなど人それぞれ状況も目標も全く異なります。
就活においてこれが全く同じ人は存在しません。
だから人と比べるのは本当に無意味なんですね。
先ほどこれに苦しむ人が多いと書きましたが、今すぐやめちゃえ!と強くお伝えしたい。
大企業に内定した人が安定?給料高い企業に入れば勝ち組?
そんなものはその人の価値観でしかなく、あたながそれに価値を感じないなら無価値なんです。
とにかく就活をするうえでこれだけは忘れないでください!
「人は人、自分は自分」
就職が全てではない
キャリアセンターで働く私がこんなことを言うのはちょっと矛盾しているかもしれませんが、就職が全てではないですよ。
実際、ウチの学生にもそう伝えています。
大学卒業=就職と考えるから苦しくなる。
それ以外は全て間違っていると思うから焦ってしまう。
別に就職しなくてもアルバイトで稼いで生きていけます。
今の時代、フリーランスとして働くことだってできる。
大学卒業後の選択肢の一つが就職なだけで、それに固執することはありません。
大切なのは「自分自身がその進路に納得できているか」なんです。
今は就職せずに挑戦したいことがある、もっと勉強してから働きたい、どれも正解です。
企業は無数に存在する
みなさん、日本に企業がどれくらいあるか知ってますか?
中小企業庁によると、2016年時点で日本には約359万の企業があるということです。
あなたがしている就職活動は300万を超える企業の中から1社を選ぶ作業です。
とてつもないことをしているのがわかりますよね。
つまり、何十社受けて全部落ちたとしても、それはほんの一握りの会社でしかないということです。
これだけ選択肢があるんですから、必ずあなたを必要とする、あなたに合った企業が存在するんです。
むしろ、新卒就職でそんな企業に出会える方がスゴイことですよね。
ほとんどの人は出会えないわけですし、出会ったと思って入社しても間違いに気づいて転職していくわけです。
大事なことだからもう一度言います。
大丈夫、あなたに合う、あなたを必要とする企業は必ず存在する。
不採用はむしろラッキー
選考を落とされると誰しもショックですし、志望度が高いほどそのショックは大きくなります。
でも考え方を変えてみて下さい。
企業側が採用するかどうかを判断する最大の基準は「ウチの企業に合うかどうか」です。
つまり、人格を否定しているわけでもなく不必要だといっているわけでもない。
単純に「ウチの企業には合っていない」と判断しただけなんです。
これってラッキーとも捉えられますよね。
だって合ってない企業に入って働く方がきつくないですか?
入社する前に企業からそのことを教えてもらい、入社を断ってもらったんです。
つまりそもそも入社すべきでなかった企業だといえます。
「落とされた企業とはそもそもミスマッチだったんだ。入社しても辞めてるな」と考え、本当に自分に合う企業を探す方が未来が明るいのは間違いないですよ!



考え方一つでモチベーションも変わってくるよな。



そうなんだよ!
ネガティブばかり先行してモチベーションを下げてたら就活は上手くいかないんだ。
考え方や捉え方を変えてポジティブに動く方が次につながる!
就活がきつい時期に頼れる存在


就活がきつくなった時の考え方について、共感してもらえましたでしょうか。
「考え方はわかったけど、具体的な対策も知りたい」と思う方もいますよね。
そこで就活がきつい時期にこそ頼れる存在についてご紹介したいと思います。
私がおススメするのは以下のとおりです。
- 大学キャリアセンター
- 逆オファー型サイト
- 就活エージェント
大学キャリアセンター
最も身近にいる就活専門家はキャリアセンターの職員です。
大学ごとの事情も知っていますし、就活に苦しむ学生との面談経験も豊富です。
就活がきつい時期って、別に就活のテクニックやスキルを知りたいわけではなく、単純に誰かに話を聞いて欲しいって人の方が多いと思います。
その点で、キャリアセンターは最も適しているんじゃないかと思うんです。
私自身がキャリアセンターに勤務しているからひいき目で見ているわけではなく、キャリセンの職員は就活テクニックというよりかは傾聴のプロ、つまり人の話を聞くことに長けています。
最初は敷居が高く、頼りにくいかもしれません。
でも一歩踏み出せば必ず何かプラスがあるし、きつい状況に光が差します。
具体的なキャリアセンターの概要や賢い使い方については、現役職員の目線から以下の記事で紹介しているので、キャリアセンターが気になった方は参考にしてみてくださいね。
▼キャリアセンターの賢い使い方
逆オファー型サイト
就活がきつくて無気力になり、何もしたくないという人もいるかと思います。
それなら企業から声がかかるのを待ちましょう!
それを実現してくれるのが逆オファー型サイトです。
その名のとおり、登録してプロフィールを入力するだけであとは企業からのオファーを待つ。
気になるオファーがあればリアクションして選考に移っていくという流れです。
最初のプロフィール入力はありますが、サービスは全て無料ですしオファーがあった企業の中から気になるものだけを選ぶことが可能です。
逆オファー型サイトの定番は「オファーボックス」と「キミスカ」です。
現に多くの就活生が利用して内定までつなげています。
キミスカの評判や口コミ、使い方については別記事で解説しているので、気になった方は覗いてみてください。
▼逆オファー型サイトが気になった方向け
【逆オファー型サイト】キミスカは怪しい?評判・口コミや使い方を解説
就活エージェント
最後にご紹介するのが就活エージェントです。
就活エージェントとは、一人の就活生に一人の担当者がつき、エントリーシートの添削や面接指導といったサポートのほか、ヒアリングをもとにした企業紹介まで一貫して行うサービスです。
身近なサポーターとしてキャリアセンターをご紹介しましたが、「大学の友人に必死な姿を見られたくない」「キャリセンは毎回カウンセラーが変わるから嫌」という人もいるかと思います。
そういった就活生については、この就活エージェントがおススメですね。
特に「キャリアチケット」はブラック企業を避けたい方には最もおススメできるエージェントサービスです。
キャリアチケットの評判や使い方、登録方法などについても別記事で解説しているので、キャリアセンターに抵抗がある方はこちらを参考にしてみてくださいね。
▼就活エージェントが気になった方向け



色んなサービスがあるんだな~。



最近は本当に色んなサービスが充実してきている。
全部を使うのはおススメしないけど、自分に必要だと思うものは積極的に使うべきだね!
本記事のまとめ





最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
就活って長いし、正解はないし、指導方法もバラバラで本当にしんどいものです。
仕事として就活に関わっている立場でも、正直、正解なんてわかりません。
だからこそ、就活をしている時点でのあなたの価値観や大切にしたいことを重視してほしいと思います。
それが最も後悔しない選択だから。
最後に私が学生の必ず伝えていることを改めてお伝えさせてください。
人は人、自分は自分。就活に周囲との比較は無意味だよ。
正解のない就活においても、これだけは間違いないと断言できます。
この記事を読んだあなたの心が少しでも楽になれば私は嬉しいですね!
あと少し、もう少し、踏ん張ってみませんか?